ニコウ事務機
導入サービス |
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事業内容
ニコウ事務機は昭和55年創業で、オフィス家具・OA機器・通信機器のレンタル業務を主とする企業。
短期から長期まで柔軟に対応し、仮設事務所や公共機関の出先機関、本土からの単身赴任者用宿舎などにサービスを提供。さらに、オフィス環境整備の一環として、プロバイダ代行などのネットワーク関連業務も手掛けている。
新垣 氏:弊社は昭和55年の創業以来、オフィス家具やOA機器、通信機器等のレンタル業務を主として行っております。数日単位の短期レンタルから数年単位での長期レンタルまで幅広く対応しており、併せてオフィス環境整備としてプロバイダ代行などのネットワーク関係にも対応しております。レンタル先としては、仮設の事務所や公共機関の出先機関、本土からの単身赴任者用宿舎などがあります。
八重瀬町にヤードを複数保有しており、そちらに自社機材を豊富にストックしているので、ご依頼があればワンストップで弊社配送部からお客様に直接お届けしております。
新垣 氏:弊社のお客様から、「山の中に現場があり既存キャリアの通信が一切繋がらない場所があって困っている。何か良い方法がないだろうか?」というご相談を頂きました。その際に、衛星通信サービスのStarlinkが使えるかもしれないと思ったのがきっかけです。
弊社は通信機器のレンタルも行っている関係から、高速かつ低遅延、設置も簡単なStarlinkのことは以前から魅力的に感じており、いずれ導入したいと考えていました。今回のご相談は、まさにそのタイミングが来たと感じ、取引先に提案したところ、承諾いただき導入に至りました。
新垣 氏:弊社のお客様の現場には、県内北部から中部地域まで水を送るための水路のトンネルがあります。老朽化による水漏れがないかなどの点検や補修のためにこのトンネルの中に入る必要があるのですが、トンネル内は電波が届かず、その他の通信手段もないため外部と連絡が取れないという状況でした。
さらに、長いトンネルを歩いて進まなければならないので、作業員が一旦中に入ると戻ってくるまでに1〜2時間はかかってしまいます。途中で資材が足りなくなったとしても、外まで取りに戻らなければならず、大変非効率でした。また、トンネル内は膝ぐらいまで水位がある危険な作業現場でもあるので、万が一何かがあった際の非常連絡の手段が無いことも大きな問題でした。
加えて、トンネル内部や周辺の状況は現地に行かなければ分からないため、天気が悪い場合もまずは現地に行って、水位はどのぐらいか、作業ができる状況かどうか、というのを確認する必要がありました。
このように、連絡手段の確保や業務効率化、作業員の安全管理といった、お客様のあらゆる課題を解決すべくStarlink導入を決めました。
新垣 氏:Starlinkの設置と設定に関しては、事前に沖縄セルラーさんにデモを行っていただいたこともあり、非常にスムーズに進みました。Starlinkの機器自体を取り扱うのは初めてでしたが、アンテナを向ける方角などはデモを見てある程度の構想ができていましたし、インターネットの設定は弊社の業務で普段から行っている内容と特に変わらないので、設置してから繋がるまでは1時間もかかりませんでした。
ただ、Starlinkを設置するための空がひらけている場所があるのかといった点を、現地調査で事前にある程度確認しておく必要があったので、デモの際に現地まで沖縄セルラーさんに一緒に行っていただいてとても勉強になりました。この現場でStarlinkが使えるかどうかもその時点で分かったのも良かったですし、運用開始後もトラブルがなく使用できているので非常にありがたいです。
新垣 氏:やはり一番大きかったのは、Starlinkの衛星通信によりトンネルの中と外でLINE電話やFacetimeを使って連絡が取れるようになったという点です。トンネル内の作業が必要な箇所は電波が行き届くようになったため、例えば資材が足りなくなった際も、外にいる作業員と連携することで何度も往復する必要がなくなり作業効率も向上しましたし、緊急時も連絡が取れるような環境が整備されているので作業員の安心にもつながりました。
併せてトンネル内へ通信機能付きのカメラの設置も行ったので、その映像をStarlinkの通信を使ってカメラの映像をどこからでもリアルタイムに確認できるようになりました。
大雨などの悪天候の際には、水量がどれぐらいあるかがカメラの映像で確認でき、現場に行っても大丈夫かどうかの判断をわざわざ現場に赴かずとも可能になったので、大幅な業務改善につながったとのことで、お客様にも喜んでいただいています。
プレハブの屋上にStarlinkアンテナを設置。電波の届かなかった山間部やトンネル内との通信、カメラでの状況確認が可能に。
新垣 氏:沖縄県内には、山間部・離島など電波が届かない現場というのはまだまだ多く存在しますので、今回の件を通じて、今後はさらに県内におけるStarlinkの活躍の場が広がってくると確信しています。
あとはやはり、各地での災害のニュースを見ていて、災害などの緊急時にもStarlinkの有用性を感じていますので、弊社としてもお客様のBCP対策に通信環境で手助けができるのではないかという想いもあります。
今回、Starlink導入の第一歩として良いきっかけを頂けたので、今後も率先してStarlinkを活用し、電波の入らない現場や被災地や困っているお客様の力になりたいと考えています。
金子:弊社は「事業を通して、沖縄経済の発展に貢献すること」を企業理念に掲げ、沖縄唯一の総合通信事業者として、地元企業やパートナー企業の皆様とともに成長を続けてきました。
私たちが提供できる価値は、通信技術を活用し、「通信 × ○○」という形で、お客様自身も気づいていなかった新たな価値を創出することにあります。
社会環境が大きな変革期を迎える中、これからも現場に足を運び、実際の状況を見極めながら、お客様やその先の利用者にとって本当に役立つソリューションを提供していきます。お客様のビジョンや想いに丁寧に耳を傾け、一つ一つ考えながら最適な提案を行い、協力しながら課題解決を進めることで、お客様の事業の発展に貢献していきたいと考えています。
※掲載された情報は、取材日当時のものです。
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