医療法人HSR 名嘉村クリニック

  • 左:医療法人HSR 名嘉村クリニック DX企画推進室 石嶺 哲芳 氏
    右:株式会社りゅうせきフロントライン ソリューション事業部 山下 貴子(沖縄セルラー代理店・営業担当)
  • 医療DXの推進にKDDI Smart Mobile Safety Manager はマスト!スマートフォンの一括管理で、患者様や職員に寄り添うクリニックを目指す。

    医療法人HSR 名嘉村クリニック

    導入サービス

事業内容

外来診療・訪問診療・在宅サービス

外来患者数を減らすことが求められる中、睡眠呼吸障害患者さんの適切な受診先が不足していたことから、より地域の医療ニーズに寄り添う総合医療機関として平成12年12月に開院した「医療法人HSR 名嘉村クリニック」。

開業以来、訪問診療や在宅サービスを通じて、地域の医療水準向上に貢献。「全員が参加するチーム医療」を掲げており、職種や部門を超え全てのスタッフが医療に関わる事で、専門性と多様性の両方のアプローチを目指している。令和5年12月には新築ビルへ移転。最新の設備と診療体制を整えており、DX化による医療業務の効率化やオンライン診療・遠隔モニタリングなどの先進的な医療サービスで、地域住民の健康と安心を支えている。

Webサイト

特に、訪問先でのサービスは職員が使用するスマートフォンの管理が重要課題となってきている今、KDDI Smart Mobile Safety Manager(以下、SMSMと略)がどの様に活用されているのか。クリニックのDX運用を管轄するシステムエンジニアの石嶺氏や名嘉村院長にお話を伺った。

課題

  • 多様な端末の利用で管理が複雑化していた
  • トラブル時の対応や操作方法の指導が難航していた
  • 外出する職員も多い中、各端末の設定反映やアプリ管理が困難

解決

  • 機種の統一化により、端末管理が一元化!
  • SMSMの導入により、遠隔でも端末設定やアプリ管理が可能に
  • 職員は外出業務に専念できるようになった

動画で事例内容をご覧いただけます。(3分11秒)

訪問診療から在宅サービスまで幅広い医療体制を展開。身近なかかりつけ医を目指し地域医療に寄与する。

まずは、名嘉村クリニックについてお聞かせください。

石嶺氏:当院は地域の身近なかかりつけ医を目指し、平成12年の開院から23年が経ちました。外来診療では睡眠障害、呼吸器疾患、糖尿病、腎疾患、循環器疾患、認知症などの専門医が多く在籍しており、関係医療機関と連携しながら様々な疾患の診療を行っています。また、認知症の診療だけでなく、その予防や家族への支援なども積極的に行っており、外来の診療枠は約250名~300名になります。

通院が困難な患者様には訪問診療サービスも提供しており、医師が定期的に診療にお伺いし、計画的に治療・看護・健康管理や看取りのサポートを行います。夜間・休日を含め365日24時間いつでも連絡がとれる体制を整えていますので、容態が急変した場合でも医師の往診が可能です。

また、在宅サービスでは住み慣れた地域や自宅で、自身や家族の意思を尊重する医療を受けられるよう、ケアマネジメント・訪問看護・訪問介護・訪問リハビリ・複合サービスなどの居宅生活支援を提供し、多職種連携による地域包括ケアを実践しています。「患者様や利用者、職員も皆大切に!元気に!」をモットーに、地域に貢献できるよう幅広い医療体制を整えています。

SMSMの導入効果で80台以上のモバイル端末を管理画面ひとつで一元化!作業効率の大幅改善に加えて、職場環境や職員同士のコミュニケーションにも一役を担う!

今回、SMSMを導入した経緯についてお聞かせください。

石嶺氏:医療機関がDX化を推進する中、医療業務におけるスマートフォンの活用は欠かせません。訪問診療や訪問看護、訪問リハビリなどの外出業務では、スマートフォンは連絡手段だけでなく、医療情報へのアクセスやテザリングなど多岐にわたる機能を担っています。

当初、スマートフォンの導入はコストや機能面などが考慮され、様々な機種が導入されましたが、異なるメーカーやOSの使用や、端末管理も個々に任せていたこともあり、デバイス管理が複雑化しトラブル時の対応や操作方法の指導が難航していました。

このような課題を解決するため、当時はフリーの端末管理ツールを導入しましたが、必要な機能が限られていたことや新たなソフトの導入が条件など、次々と新たな問題が発生したことから、端末管理の一元化を諦めかけていました。

試行錯誤を重ねながらも業務に取り組む中、訪問診療や在宅サービスの需要が日々増大し、端末管理の一元化が喫緊の課題となっていたタイミングで、沖縄セルラー代理店のりゅうせきフロントライン山下様からSMSMのご提案をいただきました。とても親身に相談に乗ってくださったのも印象的で、提案内容も当院の課題とマッチする事からサービス導入を決めました。

導入後の取り組みについて教えてください。

石嶺氏:まず最初の取組みは機種の統一化でした。操作が統一されるので誰が端末を使用しても同じ手順で操作が行えるという利点があります。加えて、外出業務では軽量で持ち運びが便利な端末が求められます。そのため、iPhone SEを選定しました。これにより、当時80台以上もあった複雑な端末管理状況が一本化され、全ての職員が同じ機種を使用することで、操作方法の指導も大幅に改善されました。万が一のトラブル時でも、全ての職員に迅速かつ円滑な対応が可能となり、業務の効率化が図られました。

これまでの課題がかなり改善されましたね。

石嶺氏:さらに、機種の統一により、職員間での知識共有や操作方法の伝達もスムーズになりました。個々により端末を使いこなす速度は異なりますが、共通の端末なので互いに学び合い、成長し合えます。この取り組みは、単なる端末管理の一元化にとどまらず、職場内のコミュニケーション促進にもつながり、一石二鳥の成果をもたらしました。

営業担当のサポート体制はいかがですか?

石嶺氏:日々お世話になっており、当院の悩みを敏感に察知していただきました。今回の課題も、当院からの相談ではなく、りゅうせきフロントライン山下様からの提案でしたので大変ありがたかったです。機種の統一から購入、操作方法の説明まで全て寄り添う姿勢に、いつも助けられています。当初は他社サービスも調べましたが、SMSMの提案を受けた瞬間ほぼ決まりでしたね。

モバイル設定やアプリのインストールを一元管理!遠隔からの設定も可能で、訪問診療や在宅サービスの品質も向上!

SMSM導入後、どのような効果を得られていますか?

工藤氏:従来は、端末の設定や必要なアプリのインストールの度に、事務室とDX企画推進室を行き来する必要がありました。SMSMの導入により、管理が一元化されたので、遠隔からでも端末設定やアプリのインストールが可能になりました。これにより、従来の移動時間が有効活用できるようになり、端末設定も円滑に行えるようになりました。

左:総合事務 バイスグループリーダー 広報担当 工藤 久美子 氏
右:総合事務 グループリーダー 和田 久美 氏

和田氏:この効果は院内に留まらず院外にも適応されるので、外出先の職員は訪問看護や訪問リハビリ業務に専念できるようになり、わざわざ外出先から院まで戻る必要がなくなりました。
SMSMの導入効果は非常に高く、職員の間でもとても評判です。

端末のロックやパスワードの設定など徹底したセキュリティ対策を一括管理で実現。安心安全に集中して業務に取り組める!

SMSM導入後、どのような効果を得られていますか?

上地氏:各職員が所持する端末には、多くの個人情報やクリニックの機密情報が含まれていま す。万が一端末の紛失や盗難に遭った場合でも、 SMSMによる一括管理で即座にロックをかけることができるので、情報の漏洩や端末の悪用といったリスクを低減できるところが魅力的です。

左:総合事務 バイスグループリーダー 上地 唯香 氏
右:訪問看護ステーション名嘉村 グループリーダー 仲村 香 氏

仲村氏:もちろん個人でしっかりと管理することも重要ですが、職員は日々の業務に追われるため、セキュリティ面での安心感は非常に大きく、自身の訪問業務により集中できますね。また、伝達事項などの情報共有も、一括で瞬時に手元に届くのでとても使い勝手は良いです。

患者様も職員も皆を大切に!元気に!をモットーに。急速に変化する環境に柔軟に対応するためには、医療DXの更なる進展が不可欠。

DXに積極的ですが、具体的な取り組みについて教えてください。

名嘉村氏:まず、患者のニーズに敏感に対応するため、SEを積極的に活用し、職員がより効率的に業務に取り組める環境を整備しています。

医療法人HSR 名嘉村クリニック 常任理事・院長 名嘉村 敬 氏

具体的には、医療現場の効率化や円滑化のために、SEが開発した患者情報管理システムの導入を行いました。このシステムにより、患者の来院予約や診察結果の管理が一元され、職員の負担軽減につながっています。

また、患者のプライバシーや情報セキュリティの確保も重要視しており、今回導入したSMSMを活用し、端末管理やアクセス制御の強化を行っています。

これらの取り組みにより、患者は安心して医療サービスを受けることができ、職員も効率的に業務を遂行できております。今後も技術の進化や社会の変化に合わせて、さらなる改善と革新を行い、より良い医療サービスを提供していく所存です。

※掲載された情報は、取材日当時のものです。

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